futurebase’s diary

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Azure SQLデータベースの書き込み速度を調べる

 最近、触り始めたAzure。
データの転送速度が気になっていたので調べてみることにしました。

ちなみにAzure SQLデータベースには3つのサービスレベルがあります。
BasicStandardPremiumです。
「早く大量にデータを使いたければ金払え」
と資本主義に基づく形態です。
最高ランクのPremium3になると湯水のようにクレジットを消費します。
SQL Datebase 料金
Azure SQL データベースのサービス階層とパフォーマンス レベル
参考に最も安いBasicだと月に510円ですが
最上位のPremiumは月に379,440円かかります。(2015/07/06現在)


実際のパフォーマンスレベルはどうなのかを図にして比較してみました。
SQL関連なのでベンチマーク トランザクション率になります。
色を塗っている部分がMicrosoftが提示している値。
なぜ単位を統一しないのか。
高いだけあってBasicとPremiumの差は歴然ですね。
秒単位で見ると5と735。
ドラゴンボールの戦闘力で考えると、
戦闘力5のオッサンと悟飯(潜在能力/ラディッツ編)ぐらいの違いです。

ちなみにMicrosoft Azure、1ヶ月無料に使用ができて2万円分のクレジットが貰えます。
普通に使えば十分なクレジット量だと思われるので興味があれば是非。


0.使用するデータ
ランダムに作成した30,000件のデータ。


1.測定方法
Azure SQLデータベースにデータベースを作成。
Pythonからデータのinsertを行い、書き込む時間を測ります。
途中でcommitは挟みません。
insertは1000件まとめて行い、5000件毎にかかった時間を測定しました。


2.結果
単位は秒。
1000行まとめてinsert×5回に要した時間になります。
BasicからStandard_3までは、明らかに処理速度が上がっていますね。
5000件書き込むのにBasicでは222.5秒必要なのに対して、
Standard_3では14.9秒。約15分の1まで短くなっています。
Premiumは実験方法が悪かったのか差異は見られませんでした。




3.まとめ
1回だけの測定でしたが、
パフォーマンスレベルをあげると処理速度も上がるということが確認できました。
時々、処理が速くなったり遅くなったりすることがありましたが・・・。
何かの制限があるんでしょうか? 要確認ですね。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

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興味がありましたら是非遊びにきてください。
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